こんにちは。今日はカランメソッドの学習方法を考えてみたいと思います。
カランメソッドて何??という方はまずは以下のエントリーを読んでみて下さい。
レッスンの大まかな流れ
私はQQイングリッシュで受講していますので、この場合を記載していきます。ちょうどホームページにわかりやすいイメージが纏まっていましたので引用しています。
① 前回の復習(Daily revision)
ステージや個人によって差はありますが、レッスン時間の40-50%程度、7ページ分の復習を行います。ステージ11、12においては、4ページ分のみの復習となります。また、ハードコア50分の場合、通常のカランメソッドの復習ページ数の2倍のページ(ステージ1-10 = 14ページ、ステージ11,12 = 8ページ )を復習します。② 新出単語の説明(New Words)
新出単語の説明と文法の説明を教師から聞き、リスニングのみでそれを理解していきます。③ 質疑応答
教師は2回の質問を繰り返した後に、少しずつ回答を引き出しながら進めていきますので、教師の回答にかぶせてお答え下さい。④ 読み取りと書き取り(Reading and Dictation)
https://www.qqeng.com/callan_method/
復習のための教科書のリーディング、文章の書き取りを一定の間隔でおこないます。これらは必ずしも毎回行われるわけではありません、また、前回行うべきリーディング、ディクテーションが時間の関係で行われずに残ってしまっている場合は、①のDaily revisionの直後にやり残したリーディング、ディクテーションを行います。
かいつまんでお話しすると、最大限生徒が話すということに重きを置いて、③の質疑応答を中心にして、新出単語の復習やリーディングを行なっていくレッスンをイメージしていただければと思います。
これが確実に力になっている実感はあるのですが、なかなかどういった勉強を行うことで身につければ良いかというところが悩ましく今も模索しつつ頑張っている状態です。
私が思うカランメソッドのポイント
カランメソッドのレッスンを学習要素ごとに良いところ悪いところを分解して考えてみました。
カランの優れているところ
- 圧倒的なスピードによる聞きとり(大意把握)
- 繰り返される復習による語法、文法の定着
- 質問を受けて、決められた回答を即座に出す瞬間英作文
- たくさん回答・修正を受けることによる発音の向上
- リーディングセッションにおける記憶の再定着
- ディクテーションによる詳細把握スキル
カランのイマイチなところ
- 質問を覚えてしまうとリスニング力の訓練機会が減少する
- ディクテーション数が少ない
- 回答の形が基本的に決められており、実生活への展開が難しい
- 変な質問や文法的な回答があり、必ずしも実生活とマッチしない
- 効率的であるがゆえに学習できる語彙が少ない
こうして考えてみると、急成長が可能な学習方法である一方で、リスニングのトレーニングとしてはやや難ありで、またスピーキングのトレーニングとする場合も実生活でペラペラというところまではもう一歩訓練が必要という感じがあります。
以上を踏まえて色々と考えて試してみました。
方法1:徹底した復習
徹底した復習を中心にした方法です。最近私はこちらですね。レッスンを受けた日に復習を徹底します。ここでいう徹底の目線は次回にレッスンを受講したときに復習パートにて行う例文を全て暗記してしまうくらい徹底的にやることが大事です。f
私の場合はiPadにレッスンを行なった範囲のテキストをスクリーンショットをして取り込んで精読をしています。文章の文構造の把握、単語の確認を行なって何度も何度も音読を行なって頭に刷り込んでいきます。その際、音源が購入できると思うので活用して、質問文が読み上げられたら回答文が頭にパッと出てくるレベルまで頭に刷り込んでください。
メリット
何よりも例文が定着します。また、復習パートがすぐ終わりますので新しいエリアに授業の時間を費やすことができます。さらに新出単語の学習するときにリスニングの学習が可能だと思います。
デメリット
とくにカリキュラムが進むと顕著なのですが、新しい領域に入ったときに難しい文章だったり、文意が伝わりにくい文章が登場すると、かなり時間を取られた挙句ちんぷんかんぷんのまま授業が終わる可能性があります。
方法2:徹底した予習
方法1の逆ですね。事前にここまで進むだろうなっていうところまで方法1で書いた内容についてやり込んできて、授業を復讐として活用してしまうということです。私は昔こちらの方法も取り組んだことがあり、次のように感じました。
メリット
方法1と同様です。さらに効率よくレッスンが進捗します。
デメリット
事前に文章が把握できており質問ができないので、あまり授業に意味が無くなってきます。また、ある程度不明な状況から瞬発力で回答するというカランメソッドの本来的な意味が失われ単なるゲームみたいな感じになります。あと、どこまで授業が進むか読みにくく予習が難しいという側面もあります。
まとめ
私はカランメソッドは肌に合っています。瞬間英作文のレッスンを日本語を介さないで実施している感じで、会話の瞬発力が実感としてついた気がします。一方でずっとカランメソッドをやっていたからかリスニングや語彙力はやや低下した気がします。追加でトレーニングが必要ですね。
レッスンを受けるにあたっては個人的には復習を徹底するのが好みです。一番大事にしている初見の文章との出会いを大切にしたいからですが、レッスンが進むにつれて確実に厳しくなっています。焦らず取り組もうと思っています。ではでは。
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