前回まででStep3つまりTOEICにすると860点超、またはそれに近いスコアの方々であっても英会話ができないということをお話ししたと思います。英語ができるのに英会話ができないというのは、ちょっと不思議な感じがありますが、現実にはよくあることです。
逆にTOEICのスコア的にそれほど、という方がペラペラ話していたりする事実があります。そうなるとTOEICの勉強は無駄、という方もいらっしゃるのですが、流暢で綺麗な英語が話せる方はほぼ確実にTOEICのスコアは高得点だということもまた事実です。
なぜ英会話ができないのか
英会話がうまくできない原因は、つまるところアウトプットに結びついていないからということ尽きます。いっぱい溜め込んだ知識が外に出せない、ということですね。アウトプットに結びついていないと言っても、インプットの勉強方法が複数あるようにアウトプットの勉強方法にも複数あります。それらを意図して勉強するということが大事になってくると思います。
この問題をブレイクダウンして考えてみます。英会話がうまくできないというのは次のような状況があると思います。
- 話すのが怖くてうまく喋れない
- 言いたいことがない。
- 言いたいことがあるんだけれども、伝え方がわからない
- 何を言っているのかわからない
それぞれが違う問題なのですが、今回は一番最初の物を簡単に記載して残るは次回以降にしようと思います。
話すのが怖いという状況
話すのが怖いという状況は結構当たり前のことだと思います。精神論的な解決策になってしまいますが、誰であっても日本語であっても基本的には知らない人にいきなり電話をかけたり、話しかけたりするのはストレスだと思います。正直な話、よくないことで反省していますが、私も英会話を予約して、怯えてキャンセルということが当初何度もありました。
とはいえ、怖いというだけで会話が進まないのはもったいないので工夫で解決しましょう。2つ方法があると思います。どちらかが正しいというのではなく、組み合わせて対応するものと思います。
1.強制力を働かせる
これはある意味当たり前の部分だとは思います。最初に習慣化するのはある程度強制力が必要です。ここでいう強制力は机に縛り付けて、とかということではなく、習慣化するために仕組みづくりをするということです。
例えば、英会話をやるということを家族や友人に公言する、であるとか、欠席をしたら罰金のペナルティを課す、と言ったことで逃げられないような環境を作ることは1つ有効と思います。壁紙に英会話をすると貼り出して、目に触れるようにし続けるということでもいいので環境づくりが大事です。
なおその際に気をつけることは、将来のことを考えてなるべく同じ時間で受講するようにするとよいと思います。ある日は朝、ある日は夜、ということでは習慣化は難しいです。個人的には朝がお勧めです。
2.楽しくできるように工夫する。
こちらは、苦痛を減らす方向です。例えば、最初は朝ちゃんとレッスンに参加できたら、スタバのコーヒーを買ってよい、であるとか、1ヶ月毎日レッスンしたら、好きな物を買ってよいであるとかゲーム性を取り入れるという方法があると思います。この際に大事なことは、何らかで受講した記録を取っておくことだと思います。日記アプリでもいいですし、こうしたツールはたくさんありますので活用して達成感につなげるようにしてください。
また、英会話のトピック選びを工夫するというのもよいと思います。自分に興味があるエリアを片っ端から受講する、というのも当初の段階ではとてもよいと思います。
いずれにせよ、習慣的にできるように努めている中で、話すのが怖いという感情は、なくならないにしても薄れていくというように思います。最初が何でも大変なことは間違い無いので、そういう物だという割り切りは必要です。
次回以降でそれ以外のものについて記載して行こうと思います。今回は精神論的でしたが、次回以降はおそらくテクニカルな話になると思います。 ではでは。
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