英会話勉強の話10(瞬間英作文は話したいことを英文に直す最高の訓練)

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今日は瞬間英作文の効用について書いていきます。前回、言いたいことあるんだけど、言葉が出ない〜という状況が発生する理由の中に、単語力もあるが勉強当初で単語力で勝負することは厳しいので、言い回しを頑張ろうってことを書いています。その中で処方箋的な話として瞬間英作文を持ち出しました。

瞬間英作文は森沢洋介さんの著書で有名になった英会話勉強のアプローチです。詳細な話は、著書を読んでいただくか調べていただくことで説明されているサイトがたくさん出てくると思います。誤解を恐れず要約をすると次の通りです。

瞬間英作文とは

英会話 = リスニング + ライティング 

と捉えて、英語で英語を考えることはちょっと難しいので、日本語から英語を考える。ただし、英会話は言葉のキャッチボールなのでスピード感が大事で、特に沈黙の時間は英会話では相手に不安感を与えるので、レスポンスのスピード感が大事である。なので、日本語から英語に転換する作業を速やかにできるようにすることが重要だという考えからのアプローチになります。

英作文は英借文と言われており、つまり、自分の話したいことを英語で表現するために、まずある程度文章を暗記することが必要だという考え方ですが、個人的にも納得感があります。
瞬間英作文は、とても簡単な文章から時間の制限を設けて、課題の日本語を英作文していくというトレーニングする方法です。

瞬間英作文の勉強方法

瞬間英作文関連書籍は多数ありますが、最初は森沢先生の「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」がお勧めです。iPhoneアプリにもなっています。個人的にはどちらでもよいと思いますが、アプリの方が使いやすかったです。

中学1年レベルから順番に初めていただいて、時間内に回答できなかった、誤ったというものについては、記録をつけて、それが回答できるようになるまで何度も何度も繰り返しをしていくという勉強方法です。3ヶ月間で3回転を目指して取り組んでいただければよいと思います。

トレーニングを始めてみたらわかると思いますが、想像以上にできないと思います。その「できない」という部分が「言いたいことが出てこない」ということの本質です。訓練しましょう。

学習の際の注意点

1.暗記作業じゃないということ

この手の学習の際に丸暗記に走ってしまう方がいらっしゃるのですが、個人的にはお勧めしません。英会話の際に言い回しが思いつかない、ということでこのトレーニングをしています。

つまり、日本語の課題文に対して、ポンと浮んだ自分の使い慣れた単語やイメージを文法規則に沿って速やかにおいていくということを訓練しています。なので文章丸暗記ですと、覚えた文章と合わない局面では使えないということになります。一方で、瞬間的な文章の構築というスキルは単語を変えることで色々と応用可能ですよね。
なので、トレーニングの結果、結果的に覚えてしまうというくらいでよいと思います。

2.日本語と真面目に向き合わないこと

これは瞬間英作文学習においては、切り離せない問題と思いますが、日本語から英語を作っていくにあたって、そもそもの日本語がうまくないということが散見されます。熟れすぎている、または直訳が過ぎる、省略がきつめに入っているetc. こうした場合は日本語の方を書き直してしまって良いと思います。

例えば、「覆水盆に返らず」みたいな例文があったとして、正解は、例えば、It’s no use crying over spilt milk:こぼしたミルクを嘆いても無駄だ となったりするのですが、これは無理です。この場合は、「ミルクをこぼすことに関して泣いても無駄である。」と書き直して良いです。
学習したいのは「It’s no use doing」という言葉がポンと出て正しく使えるか、ということなので、それが勉強できるように日本語を直してしまってください。

大事なことは、繰り返しですが、文法規則に沿って速やかに単語を置いていけるか、ということなので、あまり日本語の意味に拘らなくて良いと思います。こういう言い回しになるのか、という気づきが得られれば、それで十分です。

ざーっと私が勉強してきた英会話のための勉強方法を記載してきましたが、いったんこの段階でまとめて必要に応じて補足をしようかと思います。 ではでは。

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